Windows11のセキュリティをカチカチに!Microsoftアカウント強化ガイド(初心者向け)

行政書士米田耕太郎事務所 Administrative scrivener Komeda Kotaro Office

「パソコンのセキュリティって難しそう…」と感じていませんか?大丈夫です!この記事では、Windows 11を使っているあなたが、大切なMicrosoftアカウントをハッカーから守るための、簡単で効果的なセキュリティ強化手順を初心者の方にもわかりやすく解説します。

アカウントが乗っ取られると、メールやファイルが盗まれたり、不正利用されたりする危険があります。今すぐ設定を見直して、安心・安全なデジタルライフを手に入れましょう!😊


起動時のセキュリティ強化!PINコードを設定しよう

Windows 11にサインインする際、毎回長いパスワードを入力するのは面倒ですよね。そこで便利なのがPINです。これは「暗証番号」のようなもので、パソコン本体に紐づいた短い数字や文字の組み合わせで、サインインを素早く、かつ安全に行えます。

PIN設定の手順

  1. 「設定」アプリを開きます。
  2. 左側のメニューから「アカウント」を選択します。
  3. 「サインイン オプション」をクリックします。
  4. 「PIN (Windows Hello)」を選択し、「セットアップ」または「変更」をクリックします。(この他にもPCの機能により、顔認識や指紋認識の登録も可能です。)
  5. 画面の指示に従い、Microsoftアカウントのパスワードを入力して本人確認をします。
  6. 4桁以上のPINを設定します。推測されにくい数字の組み合わせにしましょう。

究極の防御策!2段階認証の「優先順位」と「複数登録」のススメ

PINはPC本体のサインインを簡単にしますが、インターネット上のMicrosoftアカウント自体を守るには「2段階認証(二要素認証)」が最も強力です。

これは、IDとパスワードの「知識」に加えて、スマホなどの「所有物」を使った2つ目の認証を求める仕組みです。泥棒が合い鍵(パスワード)を手に入れても、金庫(アカウント)を開けるには、もう一つの鍵(セキュリティコードや承認)が必要になるイメージです。🔑

💻 まずはMicrosoftアカウントのセキュリティ設定ページへサインイン

ここから先の設定は、Webブラウザで行います。以下の手順でMicrosoftアカウントのセキュリティページにアクセスし、サインインしておきましょう。

  1. Webブラウザを開き、「Microsoftアカウントのセキュリティ設定ページ」にアクセスします。
  2. Microsoftアカウントのメールアドレスとパスワードを入力してサインインします。
  3. セキュリティに入り、「サインイン方法の管理」を探し、クリックします。

認証方法の優先順位と複数登録のススメ

2段階認証にはいくつかの方法があります。セキュリティレベルが高い順に優先順位をつけ、万が一に備えて複数の認証方法を登録しておくことを強くおすすめします!

優先順位認証方法セキュリティの強さメリット・デメリット
最優先パスキー(FIDO2セキュリティキー/Windows Hello)最強非常に安全で入力不要。対応デバイスやアプリが必要。
認証アプリ(例: Microsoft Authenticator)高いスマホのアプリでコード生成/承認。ネット接続不要で便利。
メール/電話番号中程度最も手軽。ただし、メールや電話番号自体が乗っ取られると危険。
予備回復コード予備印刷して保管。他の方法がすべて使えない時の最終手段。

💡 複数の方法を設定する理由

例えば、スマホを紛失して認証アプリが使えなくなった場合でも、予備として設定しておいたメールや電話番号でセキュリティコードを受け取れば、アカウントにサインインできます。最低でも2つ以上の認証方法を設定しておきましょう。


2段階認証を有効にしよう!具体的な設定手順

次に、サインインした状態から、実際に2段階認証を有効にし、最も推奨される認証アプリ(Microsoft Authenticator)を設定する手順を解説します。

3-1. 2段階認証を有効にする基本手順

追加のセキュリティの中の「2段階認証」をオンにする。

この過程で、利用する認証方法の選択を求められます。ここでは、セキュリティレベルの高い「認証アプリ」の設定に進みましょう。

3-2. 推奨される方法!Microsoft Authenticator(認証アプリ)の設定

利便性とセキュリティのバランスが良く、推奨されるMicrosoft Authenticatorアプリを使った設定方法です。

ステップ1:スマホにアプリをインストール

  1. スマートフォンに「Microsoft Authenticator」アプリをインストールします。

ステップ2:アカウントの追加

  1. パソコン画面で「認証アプリ」を選択すると、画面にQRコードが表示されます。(あるいは「サインインまたは確認の新しい方法を追加」から「アプリ」を選択します。)
  2. スマホでAuthenticatorアプリを起動し、右上の「+」マークをタップします。
  3. 個人用アカウント」を選び、「QRコードをスキャン」を選択します。
  4. スマホのカメラでパソコン画面のQRコードを読み取ります。
  5. アカウントがアプリに追加されたら、パソコン画面の指示に従ってテスト認証を行い、「完了」をクリックします。

これで、サインイン時にスマホに届く「承認」通知をタップするか、アプリに表示される6桁のコードを入力するだけでサインインできるようになり、2段階認証が完了です。


⚠️回復コードの保管

万が一のために、必ず回復コードを印刷するか、安全な場所に保管してください。

究極のゴール!パスワードの削除(パスワードレス化)と注意点

すべての認証方法を設定し、自信がついたら、パスワードをアカウントから削除し、完全にパスワードレスにすることも可能です。

パスワード削除の必要性

パスワードをなくすことで、フィッシング詐欺や総当たり攻撃(パスワードの推測)といった、パスワードを狙ったハッキングのリスクをゼロにできます。認証アプリやパスキーなど、所有物に紐づいた方法のみにすることで、アカウントの防御力を最高レベルに高められます。🛡️

⚠️ パスワード削除時の注意点

  • 代替手段の複数確保: パスワードを削除する前に、Authenticator回復コードメール/電話番号など、複数の2段階認証手段が機能することを確認しておきましょう。
  • 回復コードの保管: パスワードレス化すると、他の手段が使えなくなった場合のアカウント復元が非常に困難になります。必ず回復コードを印刷するか、安全な場所に保管してください。

これらの設定を行うだけで、あなたのMicrosoftアカウントは格段に安全になります。ぜひ、今日から実践してみてくださいね!✨

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